データベースの設計は楽しい作業だ。しかし、クライアントに説明する際には、それを可視化することなどが求められる。そうしたときに今回のソフトウェアが役立つだろう。
データベースの設計は楽しい作業だ。予測されるデータ量、求められるパフォーマンス、さらに今後考えられる機能追加も考慮して全体像を整えていく。
ただ、その結果をクライアントに見せるのは多少面倒な作業だ。Accessのようなリレーションシップがあれば良いが(とはいえAccessも長いテーブルの場合面倒だが)、そうでないとExcelで作り直すことになる。開発者にとっても、クライアントにとっても都合の良い仕組みはないものか。
ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはWWW SQL Designer、Web上のデータベースデザインツールだ。
WWW SQL DesignerはMySQL用のツールになる。テーブルを追加し、フィールドを決め、リレーションを設定する。作成したら、データベースに保存しておくことで、配置もそのままに後で呼び出すことも可能だ。
また、XML形式のインポート、エクスポートに対応しているので、慣れてきたら概略はテキストエディタで作り、取り込んでしまう方法もある。すべて終わり、SQLを生成すれば完了だ。
マウス操作によるこの動きがたまらなく良い。正にAccessのリレーションシップに相当する。印刷すればそのまま資料にできる手軽さは、一度使ったらやみつきになるだろう。
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