日本郵政公社がドリーム・アーツのINSUITEで情報基盤を構築

» 2005年11月01日 16時14分 公開
[ITmedia]

 ドリーム・アーツは11月1日、日本郵政公社が同社の支店及び郵便局を含む2万4000拠点を結ぶ情報インフラとして、ドリーム・アーツの「INSUITE Enterprise:インスイート・エンタープライズ(INSUITE:インスイート)の採用を決め、2006年2月から段階的に運用を開始することを明らかにした。政府系の大規模調達において、国内ベンチャー企業のソフトウェア製品が採用されることはまれという。

日本最大級のネットワークを支える情報通信基盤

 日本最大規模の拠点を持つ日本郵政公社は、情報分散の抑止、顧客サービスの向上、業務効率化を実現する公社情報通信基盤システム機能の拡充に注力しているという。今回、INSUITEの採用により、全国の拠点に分散する情報を集約、一元的なインタフェースで全社員が必要な情報にアクセスする環境が整うとしている。

 これにより、同社は、きめ細かい情報伝達を実現し、全社のコンプライアンス体制の確立を目指す。また、民営化による分社化といった大規模な組織変更にも対応できる。

 ドリーム・アーツがINSUITEを日本郵政公社に訴求したポイントは、巨大組織に対応する信頼性、セキュリティ、直感的なインタフェース、既存の情報システムとの連携性、将来の民営化/分社化も視野に入れた拡張性など。導入プロジェクトにおける統括をNRIデータサービスが行う。

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