CTCがSun Ray1200台の導入を発表――シンクライアントでセキュリティと生産性の向上目指す

CTCは12月21日、サンのシンクライアント端末「Sun Ray」を1200台導入すると発表した。

» 2005年12月21日 20時49分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は12月21日、サン・マイクロシステムズのシンクライアント端末「Sun Ray」を1200台導入すると発表した。Sun Rayの導入実績では国内最大規模という。

 個人情報保護法などに配慮したセキュアなシステム構築だけでなく、フリーアドレスオフィスなどを支える基盤としてシンクライアントを導入する。営業やエンジニアが使用するクライアント端末として、霞が関の本社オフィスのほか、大阪、名古屋などの地方拠点も含め、2005年度末までに約1200台のSun Ray端末を配備する予定。既に450台は導入済みという。

 2006年2月には、CTCグループ全社員の社員証をICカードと一体化し、グループ全社員がSun Rayを活用できる環境を整備。また、プリンタにカード認証印刷を取り入れ、出力した文書を放置するなどのミスを防ぐ仕組みを構築する。

 Sun Rayは、HDDなどを搭載しないためクライアント端末側にデータを一切残さないのが特徴。これにより、セキュリティ面でのメリットがあるだけでなく、OSやウイルス対策ソフトのアップデートといった作業をサーバ側で一元的に行え、運用効率にも優れる。

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