クリアスウィフト、管理性高めたメールセキュリティソフトの新バージョン

クリアスウィフトは、企業向け電子メールのコンテンツフィルタリングソフトの新バージョン「MIMEsweeper for SMTP 5.2」の販売を開始した。

» 2006年01月23日 14時53分 公開
[ITmedia]

 クリアスウィフトは1月23日、電子メールのコンテンツフィルタリングを行うセキュリティソフトの新バージョン「MIMEsweeper for SMTP 5.2」の販売を開始した。価格は50ユーザーで55万円から。

 MIMEsweeper for SMTPは、企業が送受信する電子メールの内容をチェックし、外部からのスパムメールをブロックするほか、個人情報/機密情報や不適切な語句を含んだメールが流出することを防ぐコンテンツセキュリティソフト。サードパーティ製のウイルス対策ソフトと連携し、電子メール経由で拡散するウイルス/ワームを検出することも可能だ。

 新バージョンでは管理性の向上を図ったほか、耐障害性を高めた。具体的には、ユーザー情報やシステムの詳細設定などを格納した「操作データベース」と、ポリシー設定/管理を行う「PCSサーバ」とを物理的に分離して配置できるようになった。また、1つのシステムで最大8台のポリシーサーバを導入できるようにした。これにより、設計および管理の柔軟性が向上する。また、PCSサーバが停止した際、他のサーバに緊急にその役割を割り当てることで、処理を継続させる機能も備えた。

 さらに、総当り的にメールアドレスを生成してスパムを送りつけ、生きているメールアドレスを取得しようとするディレクトリハーベストを検出/防止する機能が搭載された。存在しないアドレス宛に送信されたメールについては受信拒否を行う仕組みだ。

 ほかに、MIMEsweeperがメッセージをどのように処理したか、どういった理由で検疫を行い、いつ誰が解放や削除といった処理を行ったかという詳細な処理履歴をトラッキングする機能も追加されている。

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