これまでにNTTドコモ、ボーダフォン、KDDIなどにテクノロジー提供を行ってきたアプリックス。協業により同社の開発環境JBlendに英TTPComのAJARプラットフォームを統合させた。
ケータイを始めデジタル機器向けのJavaテクノロジーを担うアプリックスは23日、高機能化が進むケータイの開発効率化を目的として、英TTPCom Limitedとの協業内容を発表した。
アプリックスの組み込み向けJavaプラットフォーム「JBlend」、英TTPComのケータイ開発用プラットフォーム「AJAR」が統合され、開発工数の短縮化を図るもの。これにより、Javaアプリケーション開発にかかわるケータイのソフトウェア開発ベンダーは、AJARプラットフォーム向けに最適化されたJBlendを入手することが可能となる。
JBlendは、Java MEの基本仕様に準拠するとともに、拡張仕様に対応するVMやテストツール、サンプルJavaアプリケーション群が同梱されているパッケージ製品。
今回の表明についてアプリックス、プレジデント兼最高戦略責任者兼営業本部本部長Wesley Kuo氏は、「OEMメーカーは、JBlnedに先進性と柔軟性を求める一方、製品の開発期間を短縮するためにより効率的な統合ソリューションを必要としています。TTPComのAJARプラットフォームと統合したJBlendは、OEMメーカーが短期間で高機能な製品開発を行うための一助になると考えております」と述べている。
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