ChoicePoint、個人情報流出事件で1500万ドルの罰金

大量の個人情報流出事件を引き起こした信用調査会社米ChoicePointが、罰金1000万ドルと消費者救済費用500万ドルを支払う内容でFTCと和解した。

» 2006年01月27日 08時26分 公開
[ITmedia]

 信用調査会社米ChoicePointから大量の個人情報が流出した問題で、米連邦取引委員会(FTC)は1月26日、同社が罰金1000万ドルと消費者救済費用500万ドルを支払う内容で和解したと発表した。

 この事件ではChoicePointのデータベースが不正アクセスされ、16万3000人以上の個人情報が流出。FTCでは同社のセキュリティと記録処理方法に問題があり、消費者のプライバシー権が侵害されたなどと指摘していた。

 和解条件に基づいてChoicePointは新しいプロセスを導入し、消費者の信用報告書が合法的な目的を持った正規の企業にのみ提出されることを保証するとともに、包括的な情報セキュリティプログラムを確立・維持する。1000万ドルの罰金は、民事事件としてはFTCで過去最高額になるという。

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