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» 2006年01月27日 16時12分 UPDATE

Intel乗り換えでMacが狙われる? (1/3)

ハッカーの一番の標的であるWindowsマシンと同じIntel x86プラットフォームを採用したことで、MacはPowerPC時代よりも狙われやすくなるかもしれない。それには幾つもの要因がある。

[Paul F. Roberts,eWEEK]
eWEEK

 Apple Computerが最近、Intelプロセッサを搭載したMacを出荷開始したが、これはMac OS X搭載コンピュータに対するさらなる攻撃へと門戸を開くかもしれない。セキュリティ専門家はこう警告している。

 MotorolaのPowerPCプロセッサからIntelプロセッサへの移行で、Macを攻撃するエクスプロイトの作成は容易になるだろう。結果として、Mac向けのエクスプロイトが次々と出てくる可能性がある。

 eWEEKの取材によると、この移行はAppleにとって、Mac OS Xにセキュリティ機能を組み込まなければならないというプレッシャーを強めるものかもしれない。

 Appleに取材を申し込んだが拒否された。同社は電子メールによる声明の中で、Mac OS Xを保護するセキュリティ技術・プロセスは、IntelベースのMacでも変わらないと述べている。

 Appleは初め、IntelベースMacを6月に提供し、2007年末までにすべてのMacをIntelプロセッサに移行するつもりだと発表した。

 同社CEO(最高経営責任者)スティーブ・ジョブズ氏は、Intelのデュアルコア「Duo」プロセッサを採用した初のシステムを、今月初めにサンフランシスコのMacworld Expoで発表した(1月11日の記事参照)

 Intelプロセッサへの移行で、Macで使われてきたPowerPCプロセッサを開発したMotorolaとの10年間の関係は終わることになる。Appleにとっては、処理能力と効率性の迅速な改善が見込まれる。

 しかし専門家は、この移行がAppleのエンジニアやMacユーザーに問題を引き起こす要因を幾つも挙げている。

これまでの歴史

 Intel x86プラットフォームの採用によって、Macは、何年も前からハッキングコミュニティーの一番の標的だったMicrosoftのWindowsコンピュータと同じプラットフォームに載ることになる。

 「10年の間、攻撃者は(Intel)x86にフォーカスしてきた。MacはPowerPCを搭載していたときよりも、攻撃にさらされることがずっと多くなるだろう」とSymantecセキュリティ対策センターのシニアマネジャー、オリバー・フリードリッヒ氏は語る。

 x86アーキテクチャを深く理解している悪質なハッカーは、PowerPCを理解しているハッカーよりもずっと多い。また、攻撃者はx86の共通の脆弱性を悪用する方法に関する文書や事例をたくさん利用できる一方で、PowerPCのエクスプロイトはずっと少ないと同氏は指摘する。

 「(Intel x86は)脆弱性を悪用しようとする人間のハードルをかなり低くする」(同氏)

Macへの攻撃を増やす要因:アーキテクチャとツール

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