沖電気、NEC、日立の3社が共同でIP電話普及に向けた資格制度を設立

沖電気工業、NEC、日立製作所の3社は、IP電話普及推進センター(略称IPTPC)において「IPTPC VoIP認定技術者資格制度」を運営することを明らかにした。

» 2006年03月02日 16時06分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業、NEC、日立製作所の3社は3月2日、IP電話普及推進センター(略称IPTPC)において「IPTPC VoIP認定技術者資格制度」を運営することを明らかにした。VoIP技術者の教育を推進することが目的。同日には、認定技術者資格として「VoIPセキュリティ資格」を新設し、対応した「VoIPセキュリティ研修」と「VoIPセキュリティ試験」を開始した。

 セキュリティ対策の重要性が叫ばれる中で、データとは異なる特徴を持つ音声トラフィックを、既存のネットワーク上で管理する場合のセキュリティ対策は非常に重要という。そのため、音声とデータを統合するネットワークセキュリティの実現に向けて、SEへの教育が求められていた背景がある。

 同制度にでこれまでに用意してきた資格は、VoIPソリューションを紹介する営業力を認定する「VoIPアドバイザ資格」、VoIPソリューションを設計するスキルを認定する「VoIPデザイナ資格」「VoIPモバイル資格」、加えて、VoIP製品を施工、運用する工事、保守力を認定する「VoIPコンストラクタ資格」の4種類となっている。

 今回、これらに加え、音声とデータを統合するセキュリティソリューションを設計する能力を認定する「VoIPセキュリティ資格」を提供するにいたった。IPTPCは、沖電気がIP電話の普及促進への貢献を狙いとし、2002年4月10日に設立した。

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