KDDI、秘文との連携でエンドツーエンドで情報を保護するファイル交換サービス

KDDIと日立ソフトウェアエンジニアリングは、企業向けの情報保護ソリューションの提供に関して協業を結んだ。

» 2006年03月07日 17時33分 公開
[ITmedia]

 KDDIと日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は3月7日、企業向けの情報保護ソリューションの提供に関して協業を結んだ。KDDIでは同日より、ファイルの作成時から受け渡しまでエンドツーエンドで暗号化して情報を保護するセキュリティサービスの提供を開始する。

 KDDIは3月1日より、米Simdesk Technologiesが開発したセキュリティプラットフォーム技術を採用して安全なデータ交換/共有を可能にする「KDDI セキュアシェア」サービスの提供を開始している。

 今回の提携では、日立ソフトの情報漏えい対策ソフト「秘文」シリーズのうち、クライアントPCのドライブやメディアを暗号化する「秘文AE Information Cypher」をKDDI セキュアシェアと連携させ、エンドツーエンドでのデータ保護を実現する。

 具体的には、ファイルの作成や更新を行う送信者側PCや受け取りを行う受信者PCは秘文の暗号化機能で、ファイルを交換/共有するネットワーク部分はKDDI セキュアシェアで保護する仕組みだ。ファイルには指定したメンバーしかアクセスできないため、個人情報を取り扱う営業部門や機密情報を取り扱う商品開発部門、企業間プロジェクトに携わる企画部門などに適しているという。

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