「Winny使わないで」と安倍官房長官

ファイル交換ソフト「Winny」経由で感染するウイルスによる情報漏えいが頻発している問題で、安倍晋三官房長官は記者会見で「Winnyを使わないで」と国民に呼びかけた。

» 2006年03月15日 14時55分 公開
[ITmedia]

 ファイル交換ソフト「Winny」経由で感染するウイルスによる情報漏えいが頻発している問題で、安倍晋三官房長官は3月15日の記者会見で「Winnyを使わないで」と国民に呼びかけた。

 安倍官房長官は、「国民の1人1人に注意してもらい、対策をとってもらわないと情報漏えいは防げない」とし、「最も確実な対策は、PCでWinnyを使わないこと」と語った。

 内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は、政府機関からの情報流出を防ぐべく各省庁に指示してきたほか、ITや金融、航空、鉄道など重要インフラ事業者等にも所管省庁を通じて注意喚起を行うと同日発表した。

 NISCのWebサイトでは、Winny経由で感染するウイルス「Antinny」感染の経緯や、感染チェックの方法などに関する説明資料も公開。民間事業者のWinny対策サイトURL集(PDF)も添付するなど、民間と連携しながら啓発活動を行っていくとしている。

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