PC上のプロセスを監視しWinny起動を警告、蒼天がクライアント管理ソフトに機能追加

蒼天は企業向けのクライアント管理ソフト「LogVillage」に、Winnyなど、会社として使用禁止としているアプリケーションの実行を監視するオプション機能を追加した。

» 2006年03月20日 18時37分 公開
[ITmedia]

 蒼天は3月20日、企業向けのクライアント管理ソフト「LogVillage」に、会社として使用を禁止するアプリケーションが実行されていないかどうかを監視する「プロセス検出機能」を追加し、販売を開始した。P2P型ファイル交換ソフト「Winny」を介するウイルスによって情報流出事件が相次いでいる事態を受けてのもの。

 LogVillageは、Windows PCの操作履歴や稼動状況を監視するセキュリティ管理ソフト。パッチの適用状況やイベントログ情報を収集できるほか、Webアクセスや印刷などの操作履歴を収集し、情報漏えいにつながる行動がないかどうかをチェックできる。管理対象のクライアントPCに専用のエージェントソフトを導入する必要がなく、手軽に大量のPCを監視できる点が特徴だ。

 新たに追加されたプロセス検出機能では、クライアントPCで実行されたプロセスすべてを記録し、Winnyなど、企業として使用を禁止しているアプリケーションが実行されると、即座にアラートを送信する。収集したログを元に、いつ、どのPCで当該アプリケーションが実行されたかを検索することも可能だ。

 価格は、LogVillage本体が73万8000円から、オプションのプロセス検出機能は10万円。4月上旬より出荷を開始する。なお蒼天では、アプリケーションのインストールを検出し、管理者にアラートを送信する機能も5月に追加する計画だ。

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