サン、多機能とセキュリティを両立したプレゼンス管理ソフトをリリース

サン・マイクロシステムズは、ニュース配信や電子会議室に対応したプレゼンス管理ソフト「Sun Java System Instant Messaging 7.1」日本語版の販売を開始した。

» 2006年03月22日 15時09分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは3月22日、プレゼンス管理ソフト「Sun Java System Instant Messaging 7.1」日本語版の販売を開始した。

 Java System Instant Messagingは、従来のIM(インスタントメッセージング)や在席状況確認といった機能に加え、電子会議室やニュース配信などの機能も備える。セキュリティ面では企業向け製品として、IDを登録したユーザーのみがアクセスが可能で、サーバ/クライアント間の通信はSSLによる暗号化が施される。また、VPNで接続するユーザーのステータスなども確認できる。

 電子会議室機能では、LDAPディレクトリで管理するユーザーの属性情報を基に、メッセージの閲覧のみ、メッセージの読み書き、参加ユーザーの承認といった複数の権限を設定し、きめ細かなアクセスコントロールが可能。ニュース配信については、部課単位、プロジェクト単位といった具合に柔軟に対象ユーザーを設定してプッシュ配信する機能を提供する。

 また、同社の「Sun Java System Portal Server」と連携させるとデータのアーカイブと検索が可能となり、内部統制に役立てることができる。クラスタ製品と併用すれば、サーバ間でプレゼンス関連データを共有してのフェールオーバーが実現する。

 動作環境は、サーバOSがSolaris、Windows、Red Hat Enterprise Linux、クライアントOSがSolaris、Windows、Mac OS、Red Hat Linux。IMとプレゼンス管理用のプロトコルとしてXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)をサポートする。価格は税別で1ユーザー5000円から。ユーザー数により数量割引が可能。サービスプロバイダーでの利用を前提とした「Sun Java Communications Suite」による年間ライセンス方式も選択できる。

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