ウェブセンス、Winnyの起動を止めるツールを無償提供

ウェブセンス・ジャパンは、WinnyなどP2P型ファイル共有ソフトを検出して起動を停止させるツールの無償提供サービスを継続する発表した。

» 2006年03月22日 17時45分 公開
[ITmedia]

 ウェブセンス・ジャパンは3月22日、PC内のWinnyなどP2P型ファイル共有ソフトを検出し、起動を停止させるツール「Websense Web Security Suite Lockdown Edition(WSSL)」の無償提供サービスの期間を延長すると発表した。

 ウェブセンスによると、当初Winnyによる情報漏えい問題を踏まえ、同社がユーザー数限定でWSSLが90日間無償で利用できるサービスを実施したところ、ユーザーから多くの要望を受けたため、サービスを拡大してWinny問題が沈静化するまで継続する予定だとしている。

 WSSLは、企業内にあるPCに対して、インベントリ情報を基にWinnyその他の2000以上のP2P型ファイル共有ソフトの有無を検索し、それらがインストールされたPCを特定することができる。また、ネットワーク上のすべてのPCに対し、アプリケーション利用ポリシーに従ってWinnyの起動を停止することが可能である。Antinnyやその亜種のようなWinnyネットワーク経由で感染する既知および未知のウイルスについても、不正アプリケーションとしてロックダウンの対象となる。

 さらに、モバイルなど社外利用のPCにもポリシーを強制することで、Winnyの起動やインストールを防止できる。

 なお、同サービスの利用については、問い合わせに個別対応する形となる。

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