シーイーシー、オープンソース利用の企業向けブログ「OpusSquare BLOG」

シーイーシーは7日、Linuxプラットフォームに対応した企業向けブログシステム「OpusSquare BLOG」を提供開始した。

» 2006年04月07日 20時26分 公開
[ITmedia]

 シーイーシーは4月7日、オープンソースソフトウエア(以下、OSS)のPHPを採用し、Linuxプラットフォームに対応した企業向けブログシステム「OpusSquare BLOG」の提供を開始した。

 OpusSquare BLOGは、個人・チーム・部署単位で作成したブログを社内の既存ポータルサイトや、新たなポータルサイトブログとして企業内情報配信を活性化するためのもの、イントラブログシステムの構築サービスとして提供されている。

 営業日報や会議資料などの社内文書を日記のように読み書きできる「組織機能」をはじめ、ビジネスに役立つ40種類近いメニュー機能を標準装備し、画面デザインも10数種類のテンプレートのほか、随時変更することも可能となっている。

 同社によれば、オープンソースを活用することで、既存システムとの連携性を高めて、カスタマイズのニーズに柔軟な対応ができるのが特長だという。導入規模も中堅・中小企業から大企業までを幅広く対応するとのこと。

 そのほか、ブログを簡単に利用したい企業向けの導入サポート、初期原稿入力代行サービス、デザイン作成、個別カスタマイズなど、迅速なサービスインを行うための有料オプションも用意されている。

 基本メニューの価格は、ソースコードを公開する「ソースコードバージョン」がユーザー数無制限で600万円、即導入可能な「エンコードバージョン」は1000ユーザまでとユーザー数無制限があり、100〜350万円。前者は追加開発や機能追加をしたいデベロッパー向け製品であり、後者は企業内イントラネットを手早くコストを抑えた導入を想定しているもの。大企業・中小企業向け製品となっている。

 同社は、2005年8月からOSSビジネス「Open Source Expert」を立ち上げ、OSSインフラサービス「OpusCore」とOSSアプリケーションサービス「OpusSquare」を展開している。同年11月にCRMアプリケーション「OpusSquare CRM」の提供を開始、OpusSquare BLOGは、同シリーズの第2弾となる。今後は、OpusSquareシリーズを順次拡充するとともに、OSSによるインテグレーション事業を中心に、3年後の売上40億円を目指しているという。

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