富士通SSLは、PC向けセキュリティ対策製品群「PC/Safeシリーズ」に、Systemwalker Desktop シリーズ」との連携が可能な新製品を追加した。
富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は4月10日、PC向けセキュリティ対策製品群「PC/Safeシリーズ」を、富士通のシステム/セキュリティ運用管理製品「Systemwalker Desktop シリーズ」と連携させ、4月17日より販売することを発表した。
PC/Safeシリーズは、ハードディスクの暗号化やファイルへのアクセス制御、パッチやウイルス定義ファイルの管理、アプリケーションも含めたIT資産の管理といった機能を提供するセキュリティ製品群。
今回の機能強化では、より大規模なユーザー環境への適用を視野に入れた「SafeManagerSE」が追加された。既存製品である「SafeManager」のセキュリティ機能に特化した製品で、私物メディアの使用制限やログ収集が可能なほか、企業ポリシーに適合しないアプリケーションのアンインストールや必須アプリケーションのインストールといった制御が可能だ。
特徴は、Systemwalker Desktopシリーズのうち、セキュリティ管理やIT資産管理を実現する「Systemwalker Desktop Patrol」と連携できる点。これにより、利用者数の制限がなくなり、部門レベルにとどまらず企業全体にまたがるセキュリティ管理が可能になる。さらに、セキュリティパッチの自動適用やソフトウェア辞書配布による監査情報の提供、ログ収集などを通じて総合的なセキュリティ対策を実現し、日本版SOX法でも求められる企業グループ全体の内部統制を支援するという。
PC/Safeシリーズの価格は、1サーバライセンスと20クライアントライセンスを組み合わせた最小構成で6万円から。富士通SSLでは4月17日より販売を開始し、今後2年間で30億円の売り上げを見込む。
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