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» 2006年04月17日 12時45分 UPDATE

どれをスパムと見なすのか? ほんろうされるブログサービス

同一URLからの発信規制、コメントスパム削除手順の容易さと英文コメントをすべて拒否、本文未記入投稿の拒否。これらは最近のブログサービスが実施したスパム対策だ。

[ITmedia]

 ブログサービス「マイぷれす」は4月16日、増加傾向のトラックバックスパムに対策を講じた。

 発表されたものは、一定期間内に同じURLから一定数以上のトラックバックがマイぷれす全体へ送信された場合、スパムと見なして受付を拒否するというもの。

 この対策は、トラックバックを短時間に多数送信するものはスパムである可能性が高いという考え方に基づき実施された。場合によってはスパム以外のトラックバックも拒否してしまう可能性もある。しかし、送信側にスパムの意図がなくても受信者側がスパムと受け取る可能性があり、その判別に難しいため今回の対策方法に至ったという。なお、「一定期間内」「一定数以上」といったパラメータ値は、今後の傾向を見て調整していくという。

 今回の対策では、例えば24時間以内に5回以上同じURLからトラックバックが来た場合、6回目以降は拒否するといった制御になる。このため、トラックバックがスパムであった場合、5回(5人)までは被害を受けてしまうが、6回(6人)目以降については被害を未然に防ぐことができる。

 スパムに関しては、ほかのブログサービスでも動きがあった。

 サイバーエージェントのブログサービス「アメーバブログ」は4月14日、コメントスパム対策として新機能を4月17日の週、及び4月下旬から5月上旬にかけてリリースすると発表。同社の「トラックバックスパム対策報告」で発表した。

 4月17日の週には、コメント欄にコメント一括選択チェックボックスを追加する予定だという。これにより、コメントスパムを削除する手間を軽減するとしている。

 また4月下旬から5月上旬にかけて、英文字コメントのフィルターを導入する予定も表明した。これは、現状のコメントスパムの大部分が海外からのスパムであることから、英文のみのコメントにフィルタを講じ、コメントスパムを運営側でブロックするもの。

 ただし後者の機能実装に関しては、「英文」=「海外スパム」という判断が本当に正しいのかどうか? という意見も多い。ケースとして、英語圏の友人からのコメントも拒否されてしまうケースがあったという。さらに、皮肉なことに「トラックバックスパム対策報告」自体にも、いわゆるアダルト系のトラックバックスパムが届いており、この対策を先すべきではないかという意見も出ている。

 シーサーのブログサービス「Seesaaブログ」は4月14日、コメントスパム・トラックバックスパム対策として新機能を追加した。

 実装されたのは半角英数の文字列のみで構成されたコメント・トラックバックを一括設定で遮断する機能。リリース時点から標準で遮断するようになっているため、受け付ける場合には設定を変更する必要がある。

 ユニークな機能としては、コメント書き込み時の「名前」「メールアドレス」「ホームページアドレス」「本文」の各項目に対してユーザーが任意で未入力フォームを指定して投稿を拒否可能な設定が用意された。

 これらブログサービス各社の動きは、依然としてスパム行為が減らないことを表している。しかし、一部ユーザーの意見にもあるように、短絡的に対応してしまってよいものかどうか、今後の各ブログサービス動向が注目される。

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