デルとオラクル、散在する企業内データを統合管理するパッケージ製品を発表

デルと日本オラクルは4月20日、中小企業向けにサーバ機とコンテンツ管理ソフトを組み合わせたファイルサーバ統合パッケージを販売開始した。PowerEdge 2800とOracle Collaboration Suite 10gなどで構成され、散在するコンテンツの集中管理を実現する。

» 2006年04月20日 12時28分 公開
[ITmedia]

 デルと日本オラクルは4月20日、中小企業向けにサーバ機とコンテンツ管理ソフトを組み合わせたファイルサーバ統合パッケージを販売開始した。価格は、基本導入・保守サービスを含め税込で257万2000円。

 「ファイルサーバー統合ソリューション・パッケージ」は、TCO削減やセキュリティ強化を目的に社内で分散管理されているファイルサーバ上の共有データを一元管理するパッケージ製品で、オラクルのコラボレーションソフト「Oracle Collaboration Suite 10g」と、従業員数500人程度の中小企業向けにハードウェア調整を施したデルのIAサーバ「PowerEdge 2800」、ストレージで構成される。

 具体的には、Collaboration Suiteの主要コンポーネントである「Oracle Content Services」により、ファイルサーバやPC上に散在したデータをユーザー間で共有・活用できるようにする。コンテンツをOSのファイルシステムの管理下から切り離し、データベースに直接格納してアクセス権を集中管理することで、セキュリティレベルを保ちながら企業内監査にも対応できる。OSにはRed Hat Enterprise Linuxを採用し、100ユーザーで利用する場合、CPUが3.2GHzのXeonプロセッサ×2、メモリが6GB、HDDが73GB、RAIDコントローラ/NIC搭載といったシステム構成となる。

 デルはオンライン営業拠点「Oracle Direct」と共同でパッケージの拡販を図っていく。

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