ソニックウォール、小規模向けに低価格化図ったSSL VPNアプライアンス

ソニックウォールは、50ユーザー程度の中小企業や小規模拠点向けに、筐体の小型化と低価格化を図ったSSL VPNアプライアンス「SSL-VPN 200」を発表した。

» 2006年04月20日 14時22分 公開
[ITmedia]

 ソニックウォールは4月20日、50ユーザー程度の中小企業や小規模拠点向けに、筐体の小型化を図ったSSL VPNアプライアンス「SSL-VPN 200」を発表した。

 同社は2005年10月に、中小企業向けのSSL VPNアプライアンス「SSL-VPN 2000」日本語版を発表し、販売してきた。SSL-VPN 2000は1000人以下の企業での利用を想定したSSL VPNアプライアンスで、同時接続50〜100ユーザー程度の規模を見込んでいる。

 これに対しSSL-VPN 200は、SSL-VPN 2000の基本的な機能を引き継ぎつつ、小型化と価格の値下げを図ることで、より小規模な企業での導入を狙った製品だ。SSL VPNによる暗号化とエンドユーザーの認証、アクセス終了後のキャッシュクリアといった安全なリモートアクセスに必要な機能をコンパクトな筐体で提供する。拡張ツールの「NetExtender」を組み合わせれば、Webベースのアプリケーションだけでなく、メールや独自アプリケーションの利用も可能だ。

SSL-VPN 200 SSL-VPN 200の本体は、同2000に比べ大幅に小型化された

 ただし、クライアント証明書による認証機能やポータルサイトでのバーチャルホストといった機能は省かれている。また、RDP5プロトコルのみのサポートとなるため、Windows NTや2000といったOSではリモートデスクトップ接続が行えない点も違いとなる。

 「SSL VPNを導入したいがSSL-VPN 2000ではややオーバースペックという企業が手軽に導入し、必要に応じて拡張していける」(同社)という。

 SSL-VPN 200の本体サイズは189×116×27mmで、重量は0.57kg。価格は19万3000円となる。同社のUTMアプライアンス製品と組み合わせることで、より強固なセキュリティを実現できるといい、将来的にはUTMの管理インタフェースからSSL-VPN製品の各種設定を行えるようにする計画もあるという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ