Skypeの業界コミュニティーが設立、利用促進やサービス市場の拡大目指す

Skypeの国内における普及や情報提供を図る関連ベンダーによるコミュニティー「Skype パートナーズ・コミュニティ日本(SPCJ)」が5月11日に発足した。現在、フュージョン・コミュニケーションズなど6社がSPCJに参加している。

» 2006年05月11日 16時27分 公開
[ITmedia]

 Skypeの国内における普及や情報提供を図る関連ベンダーによるコミュニティー「Skype パートナーズ・コミュニティ日本(SPCJ)」が5月11日、発足した。幹事会社には、Skype着信サービスを提供するフュージョン・コミュニケーションズをはじめ、Skype対応PBXシステムを開発・販売するソフィア総合研究所やシーネスト、バッファロー、ウェルトーン、ゼッタテクノロジーといった関連機器を扱うベンダーが名を連ねている。

 SPCJは、ルクセンブルクSkype TechnologiesのP2P型ソフトウェアIPフォンであるSkypeの円滑利用のための研究や方針策定を通じて企業・個人向けのサービスの発展を目指し、関連するハード/ソフト/サービスにおけるベンダー間の協力体制の構築、および国内での情報提供を目的としている。

SPCJロゴ SPCJのロゴ

 主な活動内容は、「Skype利用に関する情報収集および提供」「企業・個人への積極的な教育・普及啓発活動」「関連製品・サービスの普及促進」「国内外のパートナーとの情報交換」「セミナー(講師派遣)、専門部会活動の実施」「会員間のアライアンス促進とビジネスマッチングの場の提供」など。また、法人向けにSkype導入相談サービスも行う。「活動を通して、主に国内の法人向けサービスの市場拡大を目指す」(ウェルトーン)としている。

 SPCJでは現在、法人会員、個人での賛助会員を募集しており、法人会員の場合、Skype関連製品/サービスの開発や販売事業を営む企業や団体が対象となる。年会費は20万円で、Skypeの最新情報の提供や認定プログラム適用時の会員価格の適用といった特典があるという。

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