スカイプが独自にSkypeInの国内有料サービスを開始、3カ月で1500円

スカイプ・テクノロジーズは、2月22日より固定・携帯電話からの着信を可能にする「SkypeIn」のβ版サービスを開始した。料金設定は、3カ月間で1500円、1年間で4000円となっている。

» 2006年02月22日 12時07分 公開
[ITmedia]

 ルクセンブルクのスカイプ・テクノロジーズは、2月22日より固定・携帯電話からの着信を可能にする「SkypeIn」のβ版サービスを国内で開始した。

 SkypeInサービスは、一般の固定電話や携帯電話からの通話を、SkypeIn番号が割り当てられたユーザーのSkypeへ転送する有料サービス。ユーザーは、フュージョン・コミュニケーションズが提供するSkypeIn用の050番号を登録することで、Skype上で一般電話からの着信が可能になる。

 SkypeIn番号は、Skype.co.jpのオンラインストア(アカウントサービス)から購入する。3カ月間で1500円、1年間で4000円の2種類の料金設定を用意。SkypeIn番号を購入したユーザーは、留守電サービスである「Skypeボイスメール」が無料で利用できる。

 SkypeInの利用には、Windows版バージョン1.2.0.37以降、Macintosh版バージョン1.0.0.15以降、Linux版バージョン1.0.0.20以降、Pocket PC版バージョン1.1.0.4以降が必要となる。

 国内では、フュージョン・コミュニケーションズがすでにIP電話サービス「FUSION IP-Phone」のオプションとしてSkype着信サービス「Multi-Gateway for Skype」を提供しているが、同サービスの契約者が対象であり、今回のスカイプ独自のサービスとは異なる。ただし、着信の仕組みでは同じゲートウェイを利用しており、サービス料金にはフュージョンによる050番号のホールセール料などが含まれる。

 本番サービスの開始時期については「状況を見て準備を進める」としている。本サービス開始後も料金の変更などは行わない予定だという。なお、Skypeから固定・携帯電話へ発信できるSkypeOutサービスは現在提供中である。

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