無料P2P電話ソフトのSkypeは4月15日、新しい有料サービスとして、旅行先でも高額なローミング料金を支払うことなく電話を受信できる「SkypeIn」と、ボイスメールサービス「Skype Voicemail」を発表した。同時にSkypeソフトのダウンロードが1億に達したことも明らかにした。
新サービスはいずれもβ版で、欧州や米国などで提供している。SkypeInではユーザーが旅行先で、かかってきた電話をSkypeクライアントを使って通常の固定電話または携帯電話で受信でき、高額なローミング料金や国際電話料金を支払わずに済むという。
ユーザーが国とエリアコードを選ぶとSkypeIn電話番号が割り当てられ、例えば米シカゴのSkypeIn番号を登録しているユーザーが仏パリに滞在している場合、シカゴの友人がこのSkypeIn番号にかけると市内通話料金しかかからないが、ユーザーはパリで電話を受信できる。
SkypeIn番号は3つまで登録できるが、今のところ提供地域は欧州と香港、米国など数カ国のみで日本は入っていない。Skypeではいずれ世界各国の番号を提供する方針だとしている。料金は3カ月で10ユーロ(13ドル)、1年間で30ユーロ(39ドル)。
一方、Skype Voicemailはオフラインでもメッセージを受信できる留守番電話サービス。Skypeまたは普通の電話から、最長で10分のメッセージを受信できる。料金は3カ月5ユーロ(7ドル)、1年間で15ユーロ(19ドル)だが、SkypeInを申し込んでいる場合は無料。
両サービスともSkypeの最新版に組み込まれており、OSはLinux、MAC OS X、PocketPC、Windowsに対応。有料サービスは同社サイトから申し込みめる。
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