NEC、日本版SOX法対応の「内部統制構築支援ソフトウェア」を発表

NECは、日本版SOX法への対応活動を支援するソフトウェア製品3種類を発表した。昨年11月に発表している「内部統制強化ソリューション」を強化するもの。

» 2006年05月17日 20時16分 公開
[ITmedia]

 NECは5月17日、日本版SOX法への対応活動を支援するソフトウェア製品3種類を発表した。昨年11月に発表している「内部統制強化ソリューション」を強化するもの。

 新たに販売するのは、統制方針や統制プロセスの策定・施策立案、管理・運用状況の評価を支援するソフトウェア群で、(1)日本版SOX法対応業務を対象にした「内部統制構築支援ソフトウェア」、(2)会計、販売、購買などの業務アプリケーションの統制を支援する「業務処理統制支援ソフトウェア」、(3)情報システム基盤や情報システム部門の業務への統制を支援する「IT全般統制支援ソフトウェア」――の3種類。統合運用管理ソフト「WebSAM」の機能を中心に複数のソフトウェア機能を連携させて提供することになる。

 内部統制構築支援ソフトウェアは、リスクコントロールの関連付ける文書化を効率化するサン・プラニング・システムズの「iGrafx FlowCharter 2006 SOX+」を利用し、新開発の作成文書を集中管理と運用状況の評価を支援する「StarOffice21/AuditManager」と連携させ、文書管理および評価に至る一連の作業を支援する。

 業務処理統制支援ソフトウェアは、業務アプリケーションに共通に求められるアクセスコントロール(ID・パスワード管理や、アクセス権限・履歴の管理)を提供する「Enterprise Directory Server」「WebSAM SECUREMASTER」のほか、コンテンツ管理/ワークフローを可能にする「StarOffice21」、ログ収集/分析ソフト「WebSAM LogCollector」をセット化した。

 IT全般統制支援ソフトウェアでは、証跡管理機能を強化したジョブ管理ソフトウェア「WebSAM JobCenter」、資産管理/リリース管理ソフトウェア「WebSAM AssetSuite」を提供し、情報システム部門の内部統制強化を支援する。

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