日立とミラクル、SIer向け「Linux修正情報提供サービス」を販売開始

日立製作所とミラクル・リナックスは、Linuxカーネルの新機能追加、更新や修正などの情報をシステムインテグレーター向けに提供する「Linux修正情報提供サービス」を6月1日から開始する。

» 2006年05月23日 16時09分 公開
[ITmedia]

 日立製作所情報・通信グループと、ミラクル・リナックスは5月23日、Linuxカーネルの新機能追加、更新や修正などの情報をシステムインテグレーター向けに提供する「Linux修正情報提供サービス」を6月1日から開始することを明らかにした。

 両社は、2005年5月のオープンソースソフトウェアに関する技術提携以降、ミラクル・リナックスが提供するLinuxディストリビューションを日立製のハードウェア上で共同評価を行うなど、LinuxおよびOSSに関する信頼性技術情報の共有などを進めてきた。今回発表されたものは、その過程で蓄積されたノウハウを広く提供しようとするもの。

 具体的なサービス内容は、Linuxカーネルの修正情報と修正情報の集計データ、および影響度などを独自に分類したリポートを、ディストリビューターからのアップデートパッケージの提供に合わせて定期的に発行するほか、解析リポート内容に対する技術的な問い合わせについての回答を行う。対象となるLinuxディストリビューションはRed Hat Enterprise Linux AS 4で、MIRACLE LINUX V4.0-Asianux Insideも順次対応予定。

 価格はLinux修正情報提供サービスが年額300万円で、その内容に対する技術的な問い合わせを行いたい場合は、年額480万円からとなる。

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