日立情報システムズ、「Winny」「Share」への情報流出対策サービスを提供

日立情報システムズは、マルウェアによるファイル共有ソフト上への情報流出に対するソリューションの提供を開始した。

» 2006年05月25日 20時13分 公開
[ITmedia]

 日立情報システムズは5月25日より、マルウェアに感染した結果、「Winny」や「Share」といったファイル共有ソフト上に重要な情報が流出してしまうケースに対する情報流出対策ソリューションの提供を開始した。社内外のPCからの情報漏えい対策製品とコンサルティングサービスなどを組み合わせ、包括的な対策を提供するという。

 このソリューションは、同社が提供しているセキュリティ製品群「SHIELD」をベースに、情報流出防止に関する商品やサービスをまとめ直して提供されるもの。

 「社内ネットワーク対策サービス」では、社内に接続されたPCからの情報流出を防止するため、シマンテックの企業クライアント向けセキュリティソフト「Symantec Client Security」や情報漏えい対策システム「CWAT」、検疫ネットワークシステムの「SHIELD/Exlink-Qu」といった製品群を提供する。また、自宅や外出先で使用されるPCからの情報流出を防ぐ「社外ネットワーク対策サービス」も提供する。

 さらに、こうした対策を有効に進めるため、WinnyやShareなどのファイル共有ソフトのインストール状況確認と情報流出防止、マルウェアの駆除、予防などのコンサルテーションも提供する。必要に応じて、独自の情報流出対策用ツールを用いて「どの情報がどこに流れたのか」を調査するサービスや風評被害対策、緊急出動サービスなども提供していくという。

 日立情報システムズでは同ソリューションを、6月7日から9日まで幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2006」の展示会で紹介する予定だ。

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