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» 2006年05月29日 07時00分 UPDATE

対Adobeへの最初の一歩、CSS正式サポートで迫るMSの新デザインツール (1/2)

Microsoftが現在開発中のExpression Web Designerは、ASP.NETのほか、CSSやXHTMLなどの重要なWeb標準をサポートする。従来の同社のWebオーサリングツール群の致命的な欠陥を補い、Adobeに対する競争力を高めそうだ。

[Greg DeMichillie,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 MicrosoftがプロフェッショナルなWebページ作成者向けのツールとして開発中の「Expression Web Designer」のプレビュー版が現在、公開されている。Expression Web Designerはかつて「Quartz」というコードネームで呼ばれていたツールで、グラフィックスや設計のプロフェッショナルユーザー向けの製品ファミリーに含まれる。Expression Web DesignerはXHTMLやCascading Style Sheets(CSS)などの標準をベースとするWebサイトの構築ツールであると同時に、ASP.NET 2.0のサポートも提供し、従来のMicrosoftのWebオーサリングツール群に欠けている重要な欠陥を補う存在となる。同ツールの最終的な出荷日はまだ発表されていない。

欠けていた各種標準をサポート

 Expression Web Designerは多くのWeb設計ツールと同様、WebページのWYSIWYGビューとHTMLビューの両方を提供する。ただし同ツールは、Microsoftのそのほかのオーサリングツールでは提供されていない、以下のような重要な機能を提供する。

CSSのサポート
 CSSは、Webサイト設計者がWebページの体裁を指定する際に使用する最も一般的な方法だ。CSSでは、色やフォントなどの書式情報をWebページの各エレメントに組み込む代わりに、1枚のスタイルシートを用いてそうしたすべてのエレメントの表示方法を指定する。その後は、そのスタイルシートを変更するだけで、Webサイト全体の体裁を更新できる。Expression Web Designerでは、スタイルシートの視覚的な作成が容易になるほか、スタイル同士の関係の記述も容易になる。

標準への準拠
 Expression Web Designerでは、開発者は自分のWebサイトに関連する文書のタイプを指定できる。Expression Web Designerはその情報を使ってステートメントの完了を指示し、非互換性の可能性を開発者に通知する。これにより、開発者は多様なブラウザで動作するサイトを構築できる。Expression Web Designerの現行のβ版には、HTML、XHTML Strict、XHTML Transitionalなど各種のW3C標準のサポートのほか、Internet Explorer 5.0/6.0のサポートが含まれる。さらに同ツールは、多様なレベルのCSSをサポートし、開発者はCSS 1.0/2.0/2.1およびInternet Explorer 6から選択できる。

ASP.NET 2.0のサポート
 Expression Web DesignerはASP.NETを必要とせず、どのWebサーバにも対応するWebページを作成できるが、同ツールはマスタページなど、ASP.NET 2.0の機能を幾つかサポートするため、開発者はサイトの各ページに表示されるエレメントを一括で指定したり、サイト内にナビゲーションコントロールが自動的に提供されるようにできる。

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