McAfee、コンシューマー向け新プラットフォーム導入へ

McAfeeは1年がかりで密かに開発していたコンシューマー向けの新しい統合型セキュリティサービスプラットフォーム「Falcon」(コードネーム)をこの夏にリリースする。

» 2006年05月31日 08時24分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の米McAfeeは5月30日、コンシューマー向けの新しい統合型セキュリティサービスプラットフォーム「Falcon」(コードネーム)をこの夏にリリースすると発表した。

 Falconには同社最新のウイルス対策、スパイウェア対策製品および予防的な「脅威監視」技術を盛り込み、アーキテクチャを完全刷新してユーザーがセキュリティ製品を簡単に管理できるようにする。McAfeeでは1年以上かけて密かにこの製品の開発に当たっていたという。

 同社によれば、新プラットフォームではウイルスやマルウェアなどに対する自動アップデートが毎日バックグラウンドで配信され、サービス契約も自動的に更新されるため、一度セットアップしてしまえばユーザーによる操作は事実上不要になる。

 フィッシング詐欺やゼロデイ攻撃、データ流出などからユーザーを守る新技術が導入されるほか、なりすましや複合型攻撃、ステルス技術に対する備えを強化。例えばSystemGuardsという動作ベースの技術では、ウイルス、スパイウェア、不正侵入をうかがわせるコンピュータの動作に対して目を光らせ、X-Ray for Windowsではrootkitなどの悪質なアプリケーションを駆除する。

 ホームネットワークを構築するユーザーが増えている現状にも対応。ネットワーク上のほかのシステムのセキュリティ状態をチェックして、問題があればリモートで修正できる機能を盛り込んだ。

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