東芝は日本アバイアと協力し、中〜大規模企業向けのIP電話システム事業に参入。両社の製品を組み合わせた「MM-12000シリーズ」を販売していく。
東芝は6月1日、日本アバイアと協力し、中〜大規模企業向けのIP電話システム事業に参入することを発表した。
東芝はこれまで主に、中小規模向けの企業IP電話システムを提供してきた。しかし国内企業においてもPBXからIP-PBXへの移行が進展していることを踏まえ、500回線以上という中〜大規模システム向けにもIP電話システムを提供していく。
具体的には、東芝のIP電話端末およびアプリケーションに、日本アバイアのSIPサーバを組み合わせ、SIPベースのシステム「MM-12000シリーズ」として販売していく。日本企業で独自に求められるシステム仕様については、両社が共同で策定した。今後は無線IP電話端末への対応やモバイル通信事業者向けシステムの展開なども予定している。
東芝では、今後3年以内に、国内の大中規模IP電話システム市場でトップクラスのシェア獲得を目指すとしている。
なお両社は、6月7日から9日にかけて幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2006の展示会に、このIP電話システムを共同で出展する予定だ。
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