専用のUSBメモリを挿すだけでVPNアクセスが可能なサービスInterop Tokyo 2006

アクセンス・テクノロジーは、外出先のPCと社内LANを簡単につなぐVPNサービス「ミエルリンク」サービスを9月から開始する予定だ。

» 2006年06月08日 11時32分 公開
[ITmedia]

 業務でモバイルPCを利用する機会が増え、リモートアクセスのためのVPNのニーズが高まっている。しかし、「VPNの設定が面倒」「機器が高価」といった理由で導入に踏み切れない小規模の企業もまだある。アクセンス・テクノロジーは、これらの課題を解決する「ミエルリンク」のサービスを、9月から提供する予定だ。価格は「10万円以内に抑えたい」としている。

 ミエルリンクは、LAN内に小型のVPNサーバを設置しクライアントPCにUSBキーを装着するだけで、VPNが構築できるというもの。USBキーには、専用サーバに接続するための設定ファイルとクライアントソフトが入っている。このキーを挿すことで、リモート環境であたかも社内にいるかのようにLANに参加できる。導入は、USBキーにユーザーの情報を登録する10分程度の手間で済む。

 特に優れているのは、独自のNAT(Network Address Translation)トラバーサル技術により、NAT環境でも簡単にVPN接続ができる点。クライアントPCとLAN内のVPNサーバの間のセッション確立を仲立ちするサーバをアクセンスがインターネット上に設置しているため、特別な設定なしでNAT越えを実現するという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ