コムワース、持ち運んで電波干渉源を探し出せる無線アナライザInterop Tokyo 2006

コムワースは、米cognioの「Spectrum Expert for WiFi」をInterop来場者に紹介した。ノートPCに挿して利用するPCカードタイプの経済的な無線アナライザだ。

» 2006年06月09日 13時09分 公開
[ITmedia]

 測定器やテスタはネットワークのトラブルシューティングに欠かせないが、無線LANは電波という目に見えないものを伝送経路として利用しているため、さらにその重要性は増す。米cognioの「Spectrum Expert for WiFi」は、無線ネットワーク可視化し、パフォーマンスのモニタリングや干渉を起こしている機器の検出が可能なWi-Fi用レイヤ1環境測定システムだ。ハードウェアとしては、電波のモニタリングや解析の機能がASIC(特定用途向けIC)として搭載されているPCMCIAカードであり、ノートPCに無指向性のアンテナとそのカードを装着すればアナライザとして使える。


 測定を開始すると、リアルタイムの電波状況や各チャネルに影響を与えているデバイスが一目で分かるグラフで表示される。どのチャネルに何が何台影響を与えているかをグラフとして表示し、例えば電子レンジやコードレスフォンが動作したといったことも、画面上で確認できる。

 また、測定帯域内で信号を発している機器を表示させ、そのネットワークアドレスやチャネル番号、信号強度などを見ることができる。1つのデバイスの信号のみを追跡する機能もあり、あるチャネルで特定のデバイスが干渉を起こしていることが分かれば、持ち運んで信号強度を頼りに場所を特定するといったことが可能だ。

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