マイクロソフト、中小向けサーバ製品の無償アップグレードプログラムを開始

マイクロソフトは6月16日、中小向けサーバ製品であるSB Server 2003の「R2」版が完成したことを発表した。無償アップグレードが可能な購入プログラムも用意される。

» 2006年06月16日 16時40分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは6月16日、中小規模事業所向けサーバ製品であるWindows Small Business Server 2003(SB Server 2003)の最新版となる、「Windows Small Business Server 2003 R2 日本語版」の開発が完了したことを発表した。同時に、無償のアップグレードプログラムが提供されることも明らかにした。

 SB Server 2003 R2は、以下の特徴を備えている。

  • Windows Server Update Services(WSUS)機能の統合により、更新プログラムの配布および管理が一元的に行える。また、更新プログラムの適用状況をレポートで確認でき、各サーバやクライアントがセキュアな状態であるかを容易に把握することが可能
  • メールボックスのサイズ制限が16Gバイトから75Gバイトに拡張された
  • Premium EditionにはSQL Server 2005 Workgroup Editionが含まれ、最適なパフォーマンスを提供する自動チューニングやReporting Serviceが搭載される
  • SB Server 2003 R2と同一ネットワーク内に配置されるExchange Server 2003、SQL Server 2005 Workgroup EditionおよびWindows Serverへアクセスする場合には、クライアントアクセスライセンス(CAL)を追加購入する必要がない

 2006年3月1日〜2006年8月31日までに、OEMメーカーまたはシステムビルダーからSB Server 2003 SP1(Standard Editionまたは Premium Edition)を購入したユーザーは、同社のWebサイトから登録することでSB Server 2003 R2 Upgrade Media Kitを無償で入手することができる。

 6月後半より順次、MSDNサブスクリプション会員向けに評価版のダウンロード提供や、TechNet Plusサブスクリプション会員向けに評価版の送付が行われる予定。

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