Operaに致命的な脆弱性。最新版にアップグレードを

攻撃者はこの脆弱性を悪用して、脆弱なシステム上で任意のコマンドを実行できる。最新版のOpera 9は影響を受けない。

» 2006年06月23日 19時07分 公開
[ITmedia]

 仏セキュリティ機関FrSIRTは6月23日、Operaブラウザの脆弱性を報告した。危険度は最も高い「Critical」とされている。

  この脆弱性は、「height」と「width」の値が大きすぎるJPEG画像を処理する際に整数オーバーフローが起きることが原因。攻撃者はこれを悪用して、特殊な細工を施したJPEG画像を載せたWebページにユーザーを誘導することで、脆弱なシステム上で任意のコマンドを実行できるという。

 この脆弱性はOperaのバージョン8.54以前に影響する。FrSIRTは解決策として、最新のバージョン9にアップグレードするよう勧めている。

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