6月13日に配布されたMicrosoftの月例パッチの1つで、ダイヤルアップ接続関連の問題が確認された。同社で改定版のアップデートを開発中。
米Microsoftは6月13日に配布した月例セキュリティ更新プログラムの一部に問題があったとして、サイトで情報を公開した。
問題があるのは、ルーティングとリモートアクセスの脆弱性によりリモートでコードが実行される問題に対処した緊急レベルのパッチ(MS06-025)。Microsoftによれば、ターミナルウィンドウ(ダイヤルアップスクリプティング)を使ったダイヤルアップ接続に関する問題が確認された。
ダイヤルアップスクリプティングは旧式の技術で、現在のダイヤルアップ接続にはほとんど利用されていないが、もしこれが使われていた場合、接続が反応しなくなってしまう可能性があるという。
Microsoftではこの問題に対処した改定版のアップデートを開発中であり、ダイヤルアップスクリプティングを使っている場合は、この改訂版が出るまでMS06-025をインストールしないよう呼び掛けている。
ダイヤルアップスクリプティング方式のダイヤルアップ接続を使っていない場合は、MS06-025のインストールが推奨される。
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