経済産業省は、ネットオークションで個人を装い、匿名で大量出品する事業者のIDを、Webサイトで公表する方針だ。
経済産業省はこのほど、ネットオークションで個人を装い、匿名で大量出品する事業者のIDを、Webサイトで公表すると発表した。
特定商取法では、個人はオークションに匿名で出品できるが、1カ月に200点以上新規出品したり、1カ月の落札額が100万円以上など一定の条件を満たす場合は事業者と扱い、氏名や住所、電話番号などの表示義務が発生する。
事業者が個人を装って匿名で出品するケースが多いため、同省はYahoo!オークション、楽天フリマ、ビッダーズをモニタリングし、適正な表示を行っていない事業者のIDを専用ページで公開。取引相手となるユーザーに注意を促す。
また、同省のオークションID「metipatrol」で、該当事業者に対して表示義務に従うよう注意喚起も行っていく。
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