中堅・中小企業で多く導入されている、あるいは導入予定のAIエージェントは何か。また、小規模企業がITツールに拠出する費用の実態から浮かび上がる、「ある教訓」とは。
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中堅・中小企業に人気のAIエージェント製品は何か。このほどノークリサーチが発表した調査レポート『2025年版 中堅・中小企業のITアプリ開発ツール利用実態と展望レポート』のダイジェストから紹介する。
AIエージェントは、汎用(はんよう)型や業務アプリ組み込み型、特化型など多岐にわたる。その中で国内の中堅・中小企業におけるシェア上位に挙がったメーカーはどこか。
同調査では、AIエージェントを既に導入している企業に対して、「導入済み」あるいは「導入予定」の製品やサービスを尋ねている。その結果、多く票が集まった9製品をまとめたのが下図だ。
「Microsoft Copilot Studio」と「Google Agentspace」が、他製品を大きく引き離した。この結果について、ノークリサーチは「現段階のAIエージェントは、電子メールや文書のやりとりといった個々の従業員の作業工程を効率化する場面で多く利用されている」と分析する。
一方で、RPAの発展としてのアプローチをとる「UiPath Platform for Agentic Automation」や、業務アプリケーションからのアプローチをとる「Workday Illuminate」も上位9製品に食い込んでいる。このことから「今後はより多様な出自のソリューションが混在する状況になるだろう」と同社は予想する。
中堅・中小企業は、ITアプリ開発ツールにどの程度コストをかけているのか。
下図はAIエージェントやノーコード開発ツール、ローコード開発ツール、RPA(Robotic Process Automation)ツールを「導入済み」と回答した中堅・中小企業に対して、拠出した費用を尋ねた結果を事業規模別に集計したものだ。
費用全体で見ると、小規模企業層よりも中小企業層の方が多く拠出している。加えて、小規模企業層では、RPAツール以外のITアプリ開発ツールへの拠出額が低い。
小規模企業のITツールに対する拠出傾向について、ノークリサーチが指摘するのが「RPAの教訓」だ。「RPAツールは自動化の手段として注目された。しかし、小規模企業層にとってはやや価格が高く、投資対効果が課題になっていた。こうした教訓を踏まえ、小規模企業層のノーコード/ローコード開発ツールやAIエージェントへの拠出額は抑制される傾向にある」と同社は分析する。
同レポートは、ノークリサーチが実施した、中堅・中小市場におけるAIエージェント、ノーコード/ローコード開発ツール、RPAツールを導入済み、あるいは導入予定の社数シェアに関する調査に基づいている。同調査は、中堅・中小のユーザー企業を対象として2025年7〜8月に実施された(有効回答1300社)。
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