中規模向けはこの中から選べ――統合型セキュリティアプライアンス製品カタログ 中規模向け その1ネットワーク/セキュリティアプライアンス導入計画(1/2 ページ)

前回に続き、製品を紹介するが、今回は少し規模を大きくし、中規模ネットワーク向けの製品を紹介する。ネットワークの規模が大きくなると、搭載された機能に加え、パフォーマンスも選択ポイントになる。その辺りにも注意しながら見ていこう。

» 2006年08月22日 08時00分 公開
[ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「ネットワーク/セキュリティ アプライアンス導入計画:ネットワークの門番を導入する」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


独自技術を凝縮した中規模向け統合型セキュリティアプライアンス

Proventia Network MFS M30
インターネット セキュリティ システムズ

 インターネット セキュリティ システムズ(ISS)の「Proventia Network MFS」は、あらゆるセキュリティ対策機能を1台アプライアンスに凝縮した統合型セキュリティアプライアンス。グローバルなインターネット脅威、脆弱性、攻撃の状態について調査、研究するISSのセキュリティ情報組織「X-Force」によって最適化された防御方法を確実に実用化した製品であり、多くの特徴を備えている。

 独自開発のバイナリファイルの振る舞い分析技術を採用したウイルスプリベンションシステムは、悪意あるプログラムが感染、伝搬に際して利用する手法の有無を分析。個々のパターンに依存せずに、未知のウイルスを検出、阻止を実現する。既知のウイルスについては、WildListに準拠したシグネチャを利用し、HTTP、FTP、SMTP、POPプロトコルを媒介して侵入するウイルスの検知、駆除する。

 ISSがもともと得意としてきた不正侵入防御(IPS)機能は、プロトコル分析モジュール(PAM)により、110種類以上のプロトコルを解析。脆弱性デコードなどの技術を組み合わせることで、未知の攻撃や企業ポリシーに準拠しないトラフィックを検知、防御する。トラフィック制御およびアクセス制御を行うステートフルパケットインスペクション型のファイアウォール機能は、他のセキュリティ機能と連携して自動的に防御機能が働く。IPS、アンチウイルス機能を含めたファイアウォールスループットは200Mbps。

主な仕様
M30
筐体サイズ 1U
監視ポート数 6
FWスループット(Mbps) 200
FW + IPSスループット(Mbps) 200
FW + IPS + AVスループット(Mbps) 200
最大コネクション保持数 101,000
秒間最大コネクション数 4,100
3DESスループット(Mbps) 65
AESスループット(Mbps) 43
最大推奨VPNトンネル数 250
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