マーキュリーがサービスレベル監視ソフトの新版、負荷テストツールとの連携も

マーキュリー・インタラクティブは、ITシステムやアプリケーションのサービスレベル監視ソフトの最新版をリリースした。

» 2006年08月29日 19時41分 公開
[ITmedia]

 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは8月29日、ITシステムやアプリケーションのパフォーマンスやサービスレベルを監視するソフトウェアの最新バージョン、「Mercury Business Availability Center 6.1」(BAC 6.1)を発表した。

 BACは、サーバやネットワークがダウンしていないかどうかというシステムの可用性に加え、どの程度のパフォーマンス/サービスレベルを実現しているかをエンドユーザーやビジネスの視点から監視し、レポートするツールだ。あらかじめ定めた水準を満たさない場合に警告を発する機能も備えている。

 製品は、エンドユーザーの視点からパフォーマンスを監視、管理する「End User Management」、システムの可用性を管理する「System Availability Management」、設定した目標値(KPI)に基づいてパフォーマンスと可用性を管理する「Service Level Management」、コンポーネント単位で問題の原因切り分けを支援する「Diagnostics」という4つのモジュールから構成されている。

 新バージョンでは新たに、システムを構成するネットワークやサーバ、アプリケーションなどの「アイテム」を一元的に登録、管理する構成管理データベース「CMDB」(Configuration Management Database)が追加された。CMDBを通じて構成アイテムごとに目標値を設定することもできる。

 さらに、各アイテムやアプリケーション/インフラの関係を視覚的に表示する「トポロジーマップ」が追加されたほか、同社の負荷テストツール「LoadRunner」と共通のスクリプトを用いてパフォーマンス監視を行えるようになった。

 BAC 6.1の価格は、End User Managementが1トランザクション当たり60万円、System Availability Managementは10項目当たり16万円、Service Level Managementは1トランザクション当たり19万2000円、Diagnosticは1CPU当たり128万円。8月31日より出荷が開始される。

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