誤送信できないFAXに「ダブルダイヤル」

FAXは、送信したい相手にちゃんと届いているのかどうか分かりづらく、もし誤送信をしても気づかない恐れさえある。顧客の情報など、送信ミスが許されない重要な情報をFAX送信するときのためのツールが「ダブルダイヤル」だ。

» 2006年09月15日 15時34分 公開
[吉田有子,ITmedia]

 個人情報保護法の施行以後、金融機関ではFAXを送るときに2人で確認して送っているという。例えば行員がFAXするときは上司を呼び、番号が間違っていないことを隣で確認してもらって送っているというのだ。金融機関でなくても、番号を1番でも押し間違って、赤の他人のところに届いてしまったら大問題になるような情報をFAXで送る機会もあるだろう。

ダブルダイヤル本体

 レッツコーポレーションは、FAXの誤ダイヤルを防止する機器「ダブルダイヤル」を9月下旬から発売する。ダブルダイヤルはFAXにケーブルで接続し、あらかじめ送り先の番号を登録しておく。送信時にFAXに入力した番号とダブルダイヤルに登録した番号が同じ場合だけ、FAXが送信される仕組みだ。

 とはいえ、ダブルダイヤルに間違った番号を登録した場合、またはダブルダイヤルに登録してある別の送信先の番号と取り違えて送信した場合は、やはり送信ミスが起こる。番号の登録や取り違えには注意しよう。

 価格はオープンプライスだが、送信先を300件まで登録できる「ダブルダイヤル64」は約6万円、1000件まで登録できる「ダブルダイヤル512」は約6万5千円の見込み。

誤送信を防ぐ仕組み

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