Webアプリ経由のアクセスも監査可能に、TDセキュリティがDB監査製品の新版

ティーディー・セキュリティは、米Impervaのデータベース監査製品「SecureSphere」の最新バージョンの販売を開始した。

» 2006年09月20日 18時46分 公開
[ITmedia]

 ティーディー・セキュリティは9月20日、米Impervaのデータベース監査製品「SecureSphere」の最新バージョンとなる「SecureSphere V5.0 データベース モニタリング ゲートウェイ(DMG)」「SecureSphere V5.0 データベースセキュリティゲートウェイ(DSG)」の販売を開始した。

 Impervaでは、データベースやWebアプリケーションを保護するためのセキュリティ製品として、SecureSphereシリーズを提供してきた。このうちDSGは、データベースに送られるSQLクエリを監視し、不正なものを遮断する機能を提供する。またDMGでは、どういったSQLクエリが送られているかを監視することが可能だ。ほかに、Webアプリケーションファイアウォールの機能を提供する「SecureSphere V5.0 Web Application Firewall」が用意されている。

 新バージョンでは、エンドユーザーからWebアプリケーションへのアクセス履歴と、アプリケーションサーバからデータベースサーバに発行されるSQLクエリの履歴とを照合する「ユニバーサル・ユーザー・トラッキング」技術が実装された。これを活用することで、アプリケーションサーバ経由のアクセスについても「いつ、どのユーザーがSQLクエリを発行し、データの参照や更新を行ったか」が把握可能になり、より詳細な監査証跡が取得できる。

 SecureSphere V5.0には、ユーザー規模に応じて3種類のアプライアンスが用意されており、価格はエントリモデルのDMG G4が560万円から、DSG G4は720万円から。ティーディー・セキュリティでは、日本版SOX法で求められる財務データへのアクセス監査証跡取得/正常アクセスの証明といった用途向けに販売していく。

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