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本家とは違う? 日本発YouTubeが狙う動画投稿ビジネスとは 前編 (1/2)

“日本版YouTube続々登場”と報じられているが、その実態は“本家”のスタンスとは大きく異なっているようだ。フジテレビラボLLCの「ワッチミー!TV」では、ニッチなグループ向けの広告やコンテンツ型のPR映像にビジネスの需要を見込んでいるという。
2006年11月01日 07時00分 更新

 軽快で簡単に視聴できることから急速に広まった米国の無料動画配信サイト「YouTube」。日本でもその人気が浸透する中、放送映像の無断掲載など、モラル無視の利用が大きな問題ともなっている。

 一方、国内にも動画サイトが相次いで誕生。“日本版YouTube続々登場”などと報じられているが、その実態は“本家”のスタンスとは大きく異なっているようだ。動画の投稿・共有ポータルとして立ち上がった性格の異なるサービスに注目してみた。

日本の映像文化の底上げにこだわる

 フジテレビとチームラボビジネスディベロップメントが共同で設立したフジテレビラボLLC合同会社は、「ワッチミー!TV」のβ版試験運用を2006年7月13日より開始した。インターネットを使った動画投稿を通じて、個人放送を支援するプラットフォームを目指すという。

 動画の投稿のほか、ストリーミングによるライブ放送、視聴者による評価やコメントの投稿、他のブログへの動画貼り付けなどが可能になっている。また、「笑える」、「スクープ」など一定のカテゴリーを設けた投稿や、独自に企画したニュースや最新トレンド、動画ブログなどのオリジナルコンテンツを提供する点が、YouTubeとは大きく異なる。

 さらにワッチミー!TVでは、アップされた動画によっては専門家からの評価も受けられるなど、タレント発掘やクリエーター支援の登竜門的性格を持たせていることも独特のスタンスといえる。

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 「個人が簡単に映像を発信できるようになることで、映像を使って表現することがいかに有意義で楽しい作業であるかを世の中に広めたい」と語るのは、フジテレビラボLLC社長の時澤正氏。フジテレビの情報制作局情報政策センターで、情報企画担当部長も兼任する同氏は、映像コミュニケーションのスキルレベルを底上げすることが、このサービスにフジテレビが参加した最大の目的だという。

 そのため、撮影する、編集する、カメラに向かって話すという3つの技術を分かりやすく伝えるとともに、権利関係のマナーや著作権情報も提供していく。「映像表現が技術的に可能になっても、権利意識がルーズなままならば、いずれは規制だらけの社会になってしまいます。決して豊かな映像文化を育むことにはならない」と時澤氏。

 同サイトでは、映像制作のプロが投稿1件ごとにチェックする。アマチュアが陥りやすい間違いなどをスタッフがアドバイスすることもある。音楽などは複雑な権利関係に縛られているため、その姿勢が投稿者には喜ばれているという。

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