テンプレートで文書運用管理をより容易に、T-SSが情報漏洩防止システムを強化

トリニティーセキュリティーシステムズは、暗号化とアクセス権限の設定によってファイルを保護する「Pirates Buster for Document」の新バージョンを発表した。

» 2006年11月20日 18時25分 公開
[ITmedia]

 トリニティーセキュリティーシステムズ(T-SS)は11月20日より、企業内で扱われるさまざまなデータを暗号化し、利用権限を設定することで情報漏洩を防止する「Pirates Buster for Document Ver.3.0」の販売を開始した。

 Pirates Buster for Documentは、Microsoft OfficeやPDF形式のファイルのほか、CSVやテキストファイルを暗号化し、ユーザーごとに利用権限を設定するセキュリティシステム。手違いなどで機密文書をメールで外部に送信してしまっても、後から利用を停止したり、閲覧できるユーザーを制限することで、情報漏洩を防止する。また、万一個人情報が漏洩した場合に損害賠償金や訴訟費用を支払う「個人情報漏えい賠償保険」も付帯している。

 新バージョンでは、テンプレート機能によって、暗号化したファイルの運用管理をより簡単に行えるようになった。あらかじめ定めた文書管理規定や情報管理規定に合わせたテンプレートを作成することで、これら規定に合わせた暗号化、アクセス制限を自動的に実施できる。このため、日本版SOX法やISMS、プライバシーマークなどの法規制/標準に合わせた文書管理、運用を容易に行える点がメリットだ。

 また、WindowsのログオンIDと連動したシングルサインオン機能や右クリックによるファイル暗号化メニューが追加されるなど、ファイルの暗号化/復号化の操作が簡略化された。さらに、ログ機能の強化、編集権限とコピー権限の分離など、いくつかの機能強化が施されている。

 Pirates Buster for Document Ver.3.0の価格は、ポリシーサーバライセンスと5ユーザーライセンスを含んだ基本パッケージが31万5000円から。

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