Interop Tokyo 2006でグランプリを受賞したConSentry Networksから、小規模事業所向け製品が登場した。
日商エレクトロニクスは、米ConSentry Networks製のセキュリティLANスイッチ「LAN Shield スイッチ CS4048X」を12月8日から発売する。
CS4048Xは、ネットワーク認証とIDベースのアクセス制御、マルウェア制御の機能を提供するセキュリティLANスイッチ。ユーザーIDとIPアドレス、MACアドレスを紐付けることで、ネットワーク接続の制御だけでなくアプリケーションやサーバなどへのアクセス制御も1台で行える。また振る舞い検知アルゴリズムにより、マルウェアの拡散を抑制できる。
ConSentry Networks独自のアーキテクチャにより、L7レベルでのパケット解析を行いつつ、10Gbpsのスループットを実現する。同時接続は最大200ユーザーで、2000ユーザー接続までをサポートする上位機種「LAN Shield コントローラー」シリーズを補完する。サーバが散在する部門や中小規模の事業所などにおいて、クライアント単位でセキュリティ対策を施したLAN設計を目指す場合に適している。
価格は、CS4048Xが298万円(税別)、PoE対応のCS4048X PoEが348万円(同)となっている。
ConSentry Networksのジェフ・プリンス会長兼CTOは、「内部監査対応としての利用ニーズが急速に高まっており、例えばContinetal AirlinesではECサイトでのトランザクション管理で利用している」と話す。
同社は「Interop Tokyo 2006」で「Best of Show Award」を受賞するなど、近年注目を集めるセキュリティベンダーの一つ。日本では先頃、NTTデータ先端技術が同社のLAN Shield製品を採用するなど、すでに20社ほどの採用実績があるという。
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