Liberty Alliance、アプリ開発を支援する新プロジェクト発足

IT管理関連技術の標準化団体であるLiberty Allianceは、オープンソースアプリケーション開発を支援するプロジェクトを新たに開始した。

» 2007年01月24日 17時43分 公開
[ITmedia]

 ID管理/ユーザー認証技術標準化の業界団体「Liberty Alliance」は1月23日、オープンソースアプリケーションの開発支援を行う新プロジェクト「OpenLibertyプロジェクト」を開始すると発表した。

 OpenLibertyプロジェクトでは、認証機能を持つアプリケーションの開発者をサポートするために、ツールや情報などのリソースを提供し、ポータルサイト「openLiberty.org」を立ち上げてコミュニティーでの共同作業を推進する。

画像 openLiberty.org

 プロジェクトの会員が提供するソースコードは、Apacheオープンソースライセンスに基づいてダウンロード可能。開発者は情報やアイデアを共有したりサイト内のオープンソースライブラリを活用することで、ID連携のためのID-FF(Identity Federation Framework)やWebサービスでID情報を扱うためのID-WSF(Identity Web Service Framework)といったLiberty仕様を認証アプリに組み込むことができるようになる。

 なお、openLiberty.orgのドメインは、Libertyの設立メンバーの1社である米HPから寄贈されたもの。同サイトでは、単一のトランザクションから高度なセキュリティとプライバシー保護が求められる企業/政府機関のシステムまで、広範囲の認証アプリケーションを容易に開発できるよう支援していくとしている。

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