McAfee、モバイルセキュリティソリューションを発表

McAfeeは、急速に脅威が拡大する携帯電話市場へ向け、包括的なセキュリティ戦略を展開する。

» 2007年02月02日 19時30分 公開
[ITmedia]

 米McAfeeは2月1日、移動体通信事業者向けのモジュール型セキュリティソリューション「McAfee Mobile Security Risk Management」を提供すると発表した。

 McAfee Mobile Security Risk Managementは、移動体通信サービスを狙った脅威に対し、端末機器やネットワーク、コンテンツ、アプリケーションを包括した形で備えることができるセキュリティソリューション。「ASSESS」「PROTECT」「RECOVER」の3つのモジュールで構成されている。

 ASSESSは、McAfee Mobile Security Risk Managementのプラットフォームとして、最新の脅威について移動体事業者に情報を提供する。登場した脅威の種類や内容、事業に対する具体的な影響について情報を提供するという。

 PROTECTは、事業者のサービスを保護するもの。端末機にインストールするコンテンツスクリーニング機能や既知/未知の脅威に備えるネットワークゲートウェイ用のフィルタリングサービス、ネットワーク全体でコンテンツの安全性を確保するアプリケーション/コンテンツスクリーニングサービスを提供する。

 RECOVERは、事業者のサービス復旧を支援するもの。ウイルス駆除や。携帯電話機の脆弱性への早急な対応など、既知のマルウェアに対応したソリューションサービスを提供する。

 2006年の携帯電話加入者数は、全世界で25億人以上となり、ショートメッセージング機能を利用したフィッシング詐欺やスパイウェアも登場している。モバイルセキュリティ事業担当のビクター・クズネツォフ シニアバイスプレジデントは、リリースの中で「携帯電話の脅威はすでに世界の携帯電話産業に影響を及ぼしており、サービスや収益に対する深刻なリスク要因となっている」と述べている。

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