MS、AACとH.264対応の新しいDRM「PlayReady」発表3GSM World Congress 2007

Microsoftが発表したデジタル権利管理技術「Microsoft PlayReady」で保護されたコンテンツは、携帯電話やPCなど、複数の端末で楽しめるという。

» 2007年02月13日 07時46分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは2月12日、スペインのバルセロナで開催の3GSM World Congress 2007で、新しいDRM(デジタル権利管理)技術「Microsoft PlayReady」を発表した。Microsoft PlayReadyは、会費制やレンタル、ペイパービューなど、さまざまなビジネスモデルに対応。ユーザーは、音楽やビデオ、ゲーム、着信メロディー、画像など、購入またはレンタルしたデジタルコンテンツを、携帯電話やPCなど、複数の異なる端末で楽しめるようになる。

 MicrosoftはPlayReady開発の背景として、携帯向けコンテンツサービスの急成長と、それに伴う互換性や相互運用性へのニーズの高まりを挙げる。既に、Verizon WirelessやAT&T傘下のCingular WirelessなどがMicrosoft PlayReadyのサポートを表明している。

 Microsoft PlayReadyは、Windows Media Audio(WMA)、AAC/AAC+/HE-AAC、Windows Media Video(WMV)、H.264などのフォーマットに対応。Windows Media DRM 10との後方互換性があり、PlayReady対応端末でWindows Media DRM 10コンテンツにアクセスすることが可能。

 Microsoft PlayReadyは、端末への実装用として、2007年上半期中に提供開始予定となっている。

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