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» 2007年02月13日 09時00分 UPDATE

“若葉マーク”社員を活性化させる「実感主義」の育成戦略:辞めたくなっても大丈夫――パターン化された思考からの脱出 (1/2)

会社の中にコミュニティサイトを作ることで、若手社員が元気になることがあるという。仕事に関連したもの、自由な発言が許されるもの、さまざまなコミュニティでのやり取りの中で、今まで得られなかった視点の獲得が活性化の秘密だ。

[アイティセレクト]

答えるベテランもやる気アップ

 仕事に関する質問について社内のポータルなどでQ&A形式のコミュニティを作りそこで解決していくという試みがある。(参照記事)

 全てのプロジェクトにベテラン社員を配置することができないケースが増えている。こうした場合、ベテラン社員がボランティア的ではなく、仕事として質問に答える仕組みで動かすと、若手社員は仕事に行き詰った時でも、暗闇をさまよう様な思いをすることはない。

 ベテラン社員が答えてくれるのは若手にとっては非常にありがたいが、答える側も大変なのではないだろうか。こうした取り組みに詳しい、リアルコムのビジネスコンサルティンググループディレクターの村田聡一郎氏は次のように話す。

 「大変というより、むしろ誇りを持って取り組むベテランが多いと聞きますね。多くの場合、質問に答える業務を査定の対象にしたりしない会社も多いようですが、そういうことはそれほど関係ないようですよ」

 確かに多様な質問に対して的確な対処法をササッと答える人に対しては、社内で厚い信頼を勝ち得るだろうし、答える本人もそれだけでモチベーションがアップするだろう。

 しかし、こんな声も聞こえてきそうだ。

 「何でも聞けば答えてくれる窓口ができると、本人が自分で解決しようという意欲がなくなるのではないか。安易に質問をすることが増えるのも考えものだ。何が問題でどこを解決したいのか、というポイントを曖昧にした質問が増える可能性もある」

 これについて、村田氏は次のように答える。

 「仕事に関する疑問を解決する仕組みは、業務フローの中に組み込んでしまうのが一番です。質問に答える側も組織化して、内容別に社内の各質問を振り分けるように仕組みを作ってしまうのです。そうすれば、安易にプロジェクトメンバーの一人が曖昧な質問はできなくなると思います。自分で考える、どのように質問するのかについて吟味する、ということも大切ですが、一方で仕事とはいえ、堅苦しいだけのコミュニティでも活用されなくなってしまう。バランスの良い若手とベテランのコミュニケーションの場を作る必要があります」

qazu.jpg 専門家Q&Aの一例
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