Webアプリケーションの1つとして各社が注目する「ガジェット」。Web上の情報をニーズに合わせて配信することができる点に各社が注目している。その恩恵は、作り手にもあることを知っているだろうか。
「Liveガジェット」は、自らのLiveスペースに幾つも配置することができるミニアプリケーションだ。しかし、機能を追求するあまり、大きなサイズ(解像度)のガジェットを作れば、それだけ広いスペースを占有してしまう。当然ではあるが、ここは特に規制などない作り手の自由であるからだ。そこで、配慮すべきは機能と見合ったデザイン、そして最小限のスペースでLiveガジェットを作るというテクニックだ。
Liveガジェットのポイントの1つは、必ずしも高機能である必要性がないことだ。ちょっとした息抜きになるようなガジェットは、gallery.live.comを見ていてもダウンロード数で目立つものが多い。
今回の記事では、“身構えず気軽に作ってみたら意外と面白い物ができあがった”という事例を紹介しよう。
オンライン・ムックPlus「Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ」では、Windows Liveガジェット開発は決して難しいものではないということを、幾つかの事例を通して見てきた。これまでも幾つかの開発事例で触れてきたが、Webページを作ることができれば、それほど悩まずにガジェットを作ることが可能なのだ。
この記事では、前回紹介した「ブレイントレーニング」(関連記事)に続く脳トレWindows Liveガジェットとして「時間感覚・TimeSense」(開発元:イースト)を取り上げ、その開発方法からテクニックを見ていきたい。
脳トレといっても、「ブレイントレーニング」とは違い、もっとシンプルに、かつ、感覚的に挑戦することが「時間感覚・TimeSense」のコンセプトだ。そうというのも、これは一種のストップウォッチであり、自分がセットした時間が分かるかどうかを感覚で試すことが目的だからだ。例えば、10秒ならば10秒ピッタリでストップウォッチを止めることができるのか、否かである。
実際にその動きを見てみよう。
「時間感覚・TimeSense」は、以下の手順で自らのLive.comアカウントスペース(Live.comページ)にインストールすることができる。Windows Live IDのアカウントをすでに持っており、Liveサービスにログインしていることを前提に進める。もしも新規アカウント登録から始めたいという場合には、この記事を参考にしてから読み進めてほしい。
それでは、「時間感覚・TimeSense」がどのようなプログラムなのか、ポイントを押さえていこう。また同時に、Liveガジェットの基本構造についても触れておこう。
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