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» 2007年03月15日 17時43分 UPDATE

専門知識をビジネスにする新Skypeがリリース

Skypeの最新版にWiki形式の電話帳「SkypeFind」と専門知識の提供を有償サービス化できる「Skype Prime」が搭載された。

[國谷武史,ITmedia]

 Skypeは3月15日、Windows OS向けの最新版となる「Skype 3.1」をリリースした。ユーザー同士で知識を共有する「SkypeFind」と専門知識を有償サービスとして提供できる「Skype Prime」β版が追加されている。

 SkypeFindは、ユーザーが知り得た情報の公開や他のユーザーによる情報の加筆・編集、知りたい情報を検索できる共有式の電話帳サービス。メンバーリストから友人が投稿した情報を確認したり、知りたい情報をメッセージとして公開することで、オープンチャットで他のユーザーから情報提供が受けられるなど、コミュニティ性も兼ね備えている。

SkypeFind 「和食」の検索結果。ユーザーのレーティングやコメントがあり、追記・編集もできる

 例えばユーザーは、自分が注目した料理店の情報を電話番号やコメント、3段階評価を付けて公開できる。逆に知りたい情報を探す場合は、国別や地域別、「和食」「レストラン」などのキーワードで検索できる。検索結果は、ユーザーの評価とSkypeFind経由で通話発信された回数が反映される仕組みで、人気操作などの不正利用を回避できるという。

岩田真一ジェネラルマネジャー 岩田真一ジェネラルマネジャー

 日本オフィスの岩田真一ジェネラルマネジャーは、「ユーザー1人ひとりによって作られるWiki電話帳になる」と話す。2月にβ版を公開し、世界で4500件の情報が寄せられているという。7月までSkypeFindキャンペーンを展開し、最も反響のある情報を提供したユーザーに現金7万7500円をプレゼントする。

 Skype Primeは、ユーザーの専門知識やアドバイスを有料の電話サービスとして提供することができるプラットフォーム。提供者側は、サービスの内容や提供するサービス数、課金方法を自由に設定でき、Skype内やユーザーのWebサイト、ブログなどでPRできる。利用者側は、知りたい情報の提供者を探して、ワンクリックで電話相談を希望することができる。

Skype Prime コンタクトリストからすぐに利用できるSkype Prime

 提供者側は、事前に米eBay子会社でEC決済サービスのPayPalのアカウント取得が必要になる。収益の30%は手数料としてSkypeに支払われ、残りの70%が提供者の口座に入金される仕組みだ。利用者はプリペイドの「Skypeクレジット」で支払う。なお、ポルノなどの有害情報や医療、税務、法務のサービスは提供が禁止されており、18歳未満のユーザーはSkype Primeを利用することができない。

 利用者は実際に提供者に通話してから、料金を支払うのかどうかを選択でき、支払い後の明細も確認できる。途中でSkypeクレジットが無くなった場合にはポップアップ警告が表示され、サービスの利用を続けるかどうか選択できる。提供者と相談して無料でサービスを延長するといった柔軟な対応が可能だ。

 岩田氏は、「Skypeの新たなマーケットプレイスという位置付けになる。コミュニティでビジネスを希望するユーザーが以前から多く、Skypeの新たな収益モデルとしても導入を決めた」と話す。ゲストにはソフト活用などのテーマで人気ブロガーのKengo氏が登壇し、新機能について「Skypeユーザー全体のためになるだろう」とコメントした。

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