日本インフォア、SOAベース倉庫管理アプリケーション「Infor SCM WM 9.0」を発表

日本インフォアは、同社SCMの中核製品、倉庫管理アプリケーション「Infor SCM Warehouse Management 9.0」を発表した。

» 2007年03月16日 15時21分 公開
[ITmedia]

 日本インフォア・グローバル・ソリューションズは3月16日、同社SCM(サプライチェーンマネジメント)の中核製品、倉庫管理アプリケーション「Infor Warehouse Management 9.0」(Infor SCM WM 9.0)を発表した。同バージョンからはSOAベースのアーキテクチャーに変更。ESB(Enterprise Service Bus)によって、他のSCM製品やERPアプリケーションとの連携が強化されている。

 Infor SCM WM 9.0は、米EXE TechnologiesのEXceedに系譜を持つ倉庫管理アプリケーションで、これまでワールドワイドで約600社が採用する実績のある製品。米SSA Globalが買収提供していたが。米Inforに統合されたことにより、現在はInfor製品となっている。

Infor SCM WM 9.0 「Infor SCM WM 9.0」

 同バージョンからは、SOAベースにより外部システムとの連携が用意になったほか、Webベースのインタフェースが利用できるようになるなど、アーキテクチャーが一新している。Inforは現在、買収により統合した製品の統合の最中にあり、業界標準のSOAとEDAによりサービスの統合化を図っている。

 業務機能としては、入荷から出荷までの一連の倉庫業務をカバーし、在庫を保持しない通過型物流のクロスドッキングにも対応している。また、同社のSCMソリューションの輸送計画や需要予測などのモジュールと連携できる。

 日本インフォアのSSGビジネスコンサルティング本部ビジネスコンサルティングマネジャーの村上勇人氏は「倉庫業務の全般を包括し、多くの業種に対応できる汎用的な倉庫管理パッケージになっている。また同社の導入メソッドにより、3カ月〜6カ月の短期間で新規システム導入できる」とアピールした。

村上勇人氏 日本インフォアSSGビジネスコンサルティング本部ビジネスコンサルティングマネジャーの村上勇人氏

 同社の販売パートナーを通じて、3月19日から出荷開始する。

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