トレンドマイクロ、シスコのUTMアプライアンスを中堅/中小向けにパッケージ化

トレンドマイクロは、シスコシステムズのUTMアプライアンス「Cisco ASA 5510 Anti-X Edition」をベースにした、中堅/中小企業向けパッケージを提供する。

» 2007年03月26日 20時07分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは3月26日、シスコシステムズのセキュリティアプライアンス「Cisco ASA 5510 Anti-X Edition」を、中堅/中小企業向けにサポートも含めた形にパッケージし直し、提供することを発表した。

 Cisco ASA 5510 Anti-X Editionは、シスコシステムズが提供する統合脅威管理(UTM)アプライアンス。独自のAIM(Adaptive Identification and Mitigation)アーキテクチャに基づいており、ファイアウォール/VPN、IPSといったセキュリティ機能を1台に統合している。

 同アプライアンスのオプションモジュール「CSC-SSM」は、トレンドマイクロの協力を得て、共同で開発されたものだ。ウイルスやスパイウェアをはじめとするマルウェアのブロックに加え、コンテンツフィルタリング、アンチスパムといったコンテンツレベルのセキュリティ機能を提供する。

 トレンドマイクロでは、Cisco ASA5510 Anti-X Editionをベースに、保守サービスを組み合わせ、オリジナルパッケージとして4月22日より販売を開始する。ハードウェア、ソフトウェアの保守に関する問い合わせも、一括してトレンドマイクロで一次受付を行うことにより、企業ゲートウェイでのセキュリティ対策をワンストップで提供していく。

 なお両社は2004年6月に戦略的提携を締結。Cisco NAC(Network Admission Control)とトレンドマイクロのウイルス対策製品の連携をはじめ、セキュリティ面での協業を進めてきた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ