DCキャッシュワンの名前を偽るフィッシングメールが登場

三菱東京UFJ銀行グループの消費者金融会社、DCキャッシュワンの名前をかたったフィッシングメールが確認された。ただし、アドレスを確認すれば見抜くのは容易だ。

» 2007年03月27日 17時35分 公開
[ITmedia]

 三菱東京UFJ銀行グループの消費者金融会社、DCキャッシュワンの名前をかたったフィッシングメールが確認されたとし、フィッシング対策協議会は3月27日、注意を呼び掛けた。

 同協議会によると、このフィッシングメールは、DCキャッシュワンが送信する未承認広告メールを装って配信された。テキスト形式で低金利での融資をうたう広告メール中に記されたリンクをクリックすると、DCキャッシュワンのロゴ画像などを用いた偽のカード申し込みページに誘導され、住所や名前、電話番号などの個人情報を詐取しようとする。

 しかし、DCキャッシュワンの公式WebサイトのURLが「http://www.cashone.co.jp/」であるのに対し、フィッシングメールに記されているURLは「freereal.info」で、まったく異なる。メール本文中のURLを安易にクリックせず、アクセスした際にアドレスバーを確認することで、この詐欺を見抜くことは可能だ。

フィッシング対策協議会が公表したフィッシングメールのサンプル。URLは明らかに公式サイトのものとは異なることが分かる

 なおフィッシング対策協議会によれば、偽サイトに用いられたドメインは、フィッシングメールが送信される直前に登録されており、この詐欺のために取得されたものと見られるという。米国に設置されていた偽サイトはすでに閉鎖されているという情報だが、編集部で確認した限り、まだ画面が表示されるため注意が必要だ。

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